緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて病気などで死亡するリスクが低いとする調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームがまとめました。
この調査は、全国の40〜69歳の健康な男女約9万人を対象に1990年以降、平均19年間追跡調査したものです。
【カテキンの効果】
緑茶に含まれるカテキンには血圧や体脂肪、脂質を調節する効果があるといわれている上、血糖値改善効果があるとされています。
【カフェインの効果】
緑茶に含まれるカフェインが血管内皮の修復を促し、血管を健康に保つとされています。さらにカフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかといわれています。
【緑茶と死亡リスク】
緑茶を習慣的に摂取している人は、緑茶摂取量が増えるにつれ男女の全死亡リスク及び心疾患、男性の脳血管疾患及び呼吸器疾患により死亡するリスクが減少している傾向があるそうです。
多目的コホート(JPHC)研究から発表された論文についてはこちらをご覧下さい。 |