【コーヒーブレイクの効果】
家庭やオフィスでちょっとした休憩に、コーヒーを飲みながらひと息つく「コーヒーブレイク」の習慣は、私たちの緊張を解きほぐしてくれます。人はリラックスした状態の時ほどアルファ波が多く出現します。コーヒーの香りをかいだ時にはアルファ波が突出しますので、コーヒーの香りがリラックス効果をもたらすといってよいでしょう。また、コーヒーは焙煎具合によって、アルファ波の状態に違いがでてきます。アルファ波が最も多いのは『深炒り』の時です。リラックスしたい時は『深炒り』のコーヒーを飲むとよいでしょう。
【コーヒーの「健康力」】
コーヒーの「健康力」が数々の研究で報告されています。最近で多く取り上げられているのが「糖尿病の予防になる」事です。ハーバード大学での研究結果で1日7杯以上飲む人は2杯以上の人と比べて2型糖尿病のリスクが1/2と効果を確認しました。その他の研究機関でもコーヒーを飲む人は飲まない人に比べて糖尿病にかかる率が低くなっているという報告をしています。また、血栓を作りにくくする、肥満を防ぐとも言われています。コーヒーの体に悪いという話はもはや過去の話なのです。
【コーヒーの摂取と死亡リスク】
コーヒーやを日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて病気などで死亡するリスクが低いとする調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームがまとめました。
この調査は、全国の40〜69歳の健康な男女約9万人を対象に1990年以降、平均19年間追跡調査したものです。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれています。さらに、カフェインが血管内皮の機能を改善する効果があるとされています。また、カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかといわれています。これらの効果により、循環器疾患や呼吸器疾患による死亡リスクが減少している傾向があるそうです。 多目的コホート(JPHC)研究から発表された論文についてはこちらをご覧下さい。 |